Toys To Artインタビュー07: Horrible Adorables

今回のTTAインタビューシリーズでは北米で活躍している夫婦によるユニット「Horrible Adorables」を取り上げたいと思います。TTAでも販売していますので、彼らが作り上げる他とは違う商品をご覧になった方も多いかと思います。

彼らのスタートは、元々発泡スチロールとフェルトを独自のセンスで組み合わせて作り上げる壁掛けのオブジェから創作活動を始めています。この当時からデザインや独特の色のセンスで注目を集めました。その後人気の壁掛けのオブジェに続き、以前から興味があったデザイナートイの世界にも進出するようになりました。

TTAではアメリカのイベントで彼らにインタビューする機会がありましたので幾つか質問を投げかけてみました。彼らがどう考えて作品を作るかや、日本への興味も話してくれていますので是非ご覧ください!

Horrible Adorablesのお二人と彼らが製作したカスタムのメカトロウィーゴ

Toys To Art  (以下、TTA):今回日本向けの初めてのインタビューとなりますが、日本のファンにHorrible Adorablesのお二人の出身や生い立ちなど自己紹介をお願いします。

Horrible Adorables (以下、HA) : Horrible Adorablesとは私達(Jordan Perme、Christopher Lees)二人による夫婦ユニットの名前になります。2004年にアート系の学校での出会いから一緒に活動しています。皆さんが知っているHorrible Adorablesのオリジナルの創作活動の傍らフリーでアーティストやトイデザインの仕事も請け負っています。

TTA:これまでに影響受けた作品などありますか?

HA:沢山ありますが、お互い興味があるおもちゃ,モンスター,童話、動物の剥製や奇妙など様々な要素が我々の作品に影響を与えています。私たちの作品は表面上はふざけているような滑稽な一面を見せながら、実はダークなコンセプトを忍び込ませているのが特徴だと思っています。

TTA:初めてのイベント参加とデビューの商品はどれになりますか?

HA:初めてイベントに「Horrible Adorables」として始めて参加したのは2010年フィラデルフィアのArt Star Craft Bazaarという手芸品のイベントでした。デザイナートイ関連で初めて参加したのは、2014年にニューヨークのClutter Galleryで開催された複数のアーティストが参加した合同イベントになります。バイナルの初めての作品は北米のKidrobotから2016年発売されたHorrible Adorableのトレーディングシリーズになります。

↑ Five Points FestivalのHorrible Adorablesブースの様子

TTA:作品の背景に共通な世界観はありますか?

HA:はい、Horrible Adorablesのキャラクターは皆「Jora’den」という世界に住んでいます。ファンの皆さんにはもっとこの世界の魅力を知って欲しいと思い、今グラフィックノベルを製作しています。上手くいけば今年度には第一章を出せるかもしれません。

↑ Horrible Adorablesの代表作のウォールオブジェは現在TTAにて販売中

TTA:ご自身では作品をおもちゃあるいはアートのどちらと感じていますか?

HA:我々が作る作品は、おもちゃからアートの領域全般に含まれていると個人的には感じています。普段の我々は4つのジャンル(デザイナートイ、手芸品、絵画、パブリックアート)で作品を発表していますが、作品のコンセプトが同じでも求められている方向性を加味して作品をアレンジしています。

↑ Horrible Adorables と Sorbet Jungleのコラボから生まれたCroconana

TTA:今のデザイナートイ業界の盛り上がりに対してどのように感じていますか?

HA:我々アーティストとして意識しなければいけないのは価格的に購入できる作品でありながら多くの人たちが共感できる表現(デザイン)を両立させる事だと考えています。現在のデザイナートイの流れはまさにこの二点を体現しているのが素晴らしいと感じています。この流れに身を置く私達も日々他のアーティストの作品を見て刺激を受けいます。

↑ デザイナーコン2019のHorrible Adorablesブースの様子

TTA:普段参加しているデザイナートイ関連のイベントはどういったものでしょうか?

HA:例年は11月にカリフォルニアで開催のデザイナーコンと5-6月にニューヨークで開催のFive Points Festivalに参加しています。まだ発表できませんが、今年の後半アジアのイベントに参加するかもしれませんの期待してください!

↑ 北米のKidRobot製から発売中のHorrible Adorablesのバイナルフィギュアシリーズ

TTA:集めてるおもちゃありますか?また一番好きなものはどれになりますか?

HA:イベントに出展するたびに私(Jordan)がお土産や記念にデザイナートイを買う習慣があるので気がついたら結構なコレクションになっています。特に毎回買うシリーズはないですが、目に付くキモカワイイ作品を中心にいろいろ部屋の棚に飾っています。

また趣味でアンティークショップから救済した(つもり)の古い剥製のコレクションも持っています。

TTA:今後販売する作品で紹介したいものはありますか?

HA:もちろんあります!今回皆さんにお見せしたいのは、今年販売予定の新作のバイナルシリーズで 第一弾は写真のパープルのNutterson IIIになります。サイズは5インチ(約13㎝)で頭部と腕が可動してポージングも出来るように作っています。キャラクターとしては魔法使いという設定なのでいろいろな魔法を唱えるかわいいポーズに皆さんでポージングさせてください!。

またNutterson IIIは我々が製作しているボードゲーム「Ballyhoo!」のスターターセットも付属しますので購入後すぐにプレイできます!

キャラクターの設定ですが、Nutterson IIIは元々好奇心旺盛で少しボケたところがある魔導士Akashaの弟子です。名前のⅢの由来ですが、前任者のNutterson I と Nutterson IIが連続で魔導士の道具の「Atomic Astrolabe」で遊んでいた結果消滅した関係で彼が繰り上げで弟子に昇格しました三番目の弟子から来ています。幸運にもまだNutterson IIIの修行には「Atomic Astrolabe」が登場していませんので、今後は分かりませんが今のところ無事です。修行中の身ですが、実は魔導士としては有能でこの世界では屈指の呪文使いであり多くの魔法を使うことが出来ます。ただいかんせん本人のメンタルの問題がありまして、呪文に集中出来ればの話ですが….

「Ballyhoo!」とは仲間と協力し悪の軍勢と戦うボードゲームです。1~5人でプレイ可能で対象年齢は8歳以上となっています。皆さん集まってプレイしてもらえると嬉しいです。

またこのシリーズのバイナルフィギュアにはスターターセットと共にゲームに必要なデータのPDFをダウンロードできるコードも付いていますので、どこでもすぐプレイできるようになっています。また今後の展開として新たなバイナルの販売に合わせた新規キャラクターカードの追加なども予定しており、末永く遊べるモノとなっています。2020年には、この作品でクラウドファンディングでの展開も予定していますので、そちらもご注目してください!

TTA:日本の皆さんにメッセージございますか?

HA:いつも私たちの作品をご覧になってもらってありがとうございます、もし少しでも皆さんの興味を引けましたら大変嬉しいです!私たちは二人とも日本の文化に興味があり、早く訪れて体験したいと考えています。上手くいけば今年の後半に日本を訪れて東洋のデザイナートイの世界を直に体験出来ればと思います。またJordanの生涯の夢の一つがウサギで有名な大久野島を訪れることなので、日本に来たからには是非実現させたいと考えています。近いうちにみなさんとお会いする機会があると思いますのでその日を楽しみにしています!

Toys To ArtではHorrible Adorablesのバイナルやフィギュア等の商品が販売中です。商品一覧は下記のリンクからご覧ください。

http://bit.ly/TTA-HorbDorbs